Europe's largest audio manufacture brand, A tube specialist since 1995
2023年12月1日発売
HYPERION P1は、CANOR AUDIO渾身のゼロフィードバック・ピュアクラスA真空管プリアンプです。HYPERION(ハイペリオン)とは、ギリシャ神話の太陽神の名前であり”高みを行くもの”という意味があります。このプリアンプにかけるCANORの意気込みが感じられるネーミングと言えるでしょう。
堅牢なアルミニウム製のシャーシは耐久性に優れ余計な振動を低減。ゼロ・グローバル・フィードバックが実現するリアルなサウンド。特別に設計された100V専用電源トランスによる完璧なフィルターソリューション。技術に目を向けるとHYPERION P1がいかに丁寧にそして情熱をもって設計されているかが理解できます。
音の厚み、空間表現、真空管とは思えないセパレーション、真空管らしいリニアリティ。AI1.10インテグレーテッドアンプで感じられたCANORの音の良さに、音楽の陰影までも感じさせる表現力の深さを獲得しているHYPERION P1のサウンドは圧巻です。
もちろん同時に発表されたVIRTUS M1 モノラルパワーアンプとのコンビネーションをお勧めいたしますが、プリアンプ単体としても様々なアンプと組み合わせてみたくなる魅力に溢れています。
採用されたアッテネーターの信号経路は右チャンネルと左チャンネルで独立したバランス設計。1dB単位のゲイン制御を提供し、最小減衰量は63dBです。オリジナル設計により、信号はボリュウムに応じて0から最大6個のリレー接点を通過します。さらに、アッテネーターは特殊なアルミボックス(厚さ10mm)の中に設置され完璧なシールドを提供し、特殊な設計により振動も吸収します。また、アッテネーターコントロールは、オプティカルドライバーを介して電気的に分離、さらにアッテネーターや電子部は防振パッド(支柱)上に配置されており、全体的な振動の除去に貢献しています。
Hyperion P1はバランス回路かつ、ピュアクラスAプリアンプとして設計されていながら、グローバル・フィードバックを避けるように設計されており、信号の高純度増幅に徹底的にこだわりました。またアナログ部とパワー部は厚さ10mmの強固なアルミ壁で隔てられており、相互の干渉を防いでいます。
供給される真空管は、CANORからサプライヤーに供給されたアラジンによって測定、選別された素晴らしい真空管です。しかし、カノアに到着した真空管は全て200時間のバーンインが行われ、最高のパフォーマンスが得られる状態になった後で、アラジンによって更なるテスト、選別、ペアリングが行われます。採用される真空管はエリートなだけでなく、完璧なマッチングがとられているのです。これは真空管アンプにとって重要なポイントでもあるのです。
堅牢な脚部の底面にはフェルトが配置されており、床に傷をつける心配はありません。しかし、そのフェルトの代わりに付属のスパイクを追加し、インシュレーターを用いて使用する事も可能です。お客様は何かを買い足す必要はありません。また付属のリモコンも高級感と使い勝手の良さを両立したCANOR AUDIOで設計・製造されているオリジナル・リモコンです。
型番 | HYPERION P1 BLK(ブラック仕上げ) |
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HYPERION P1 SIL(シルバー仕上げ) | |
ゲイン | 11dB(XLR OUT) |
周波数帯 | 10 – 80,000 Hz ±0.1dB |
出力インピーダンス | 150Ω |
入力インピーダンス | 30kΩ |
入力 | XLR Stereo×4、RCA Stereo×5(XLR/RCA 各1 FIX OUTに切替可能) |
THD | < 0.005% / 1kHz,2V RMS (XLR) |
< 0.3% / 1kHz,49V RMS(XLR) | |
チャンネルセパレーション | > 110dB |
SN比 | > 115dB / 20 Hz – 80kHz |
使用真空管 | 6922×4 / 6H30PI×2 |
電源 | 100V 50-60Hz 180VA |
サイズ | W450×H190×D465mm |
重量 | 29.0kg |
付属品 | オリジナルリモコン、先端変更用スパイク×4、インシュレーター×4 |