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Reducing engineering to its fundamentals, to get you even closer to the original recording.

About VERTERE

英国ロンドンに拠を構えるヴァルテレは、主宰者であるトラジ・モグハダム(Touraj Moghaddam)の理想のアナログ再生を具現化するために設立されたブランドです。彼はロンドンに本部を置く世界最高位の理工系名門大学のひとつインペリアル・カレッジ・ロンドンを卒業したあと、5年間の研究期間を経てROKSAN社を仲間と創設します。ROKSAN時代に彼が設計したTMS / XERXES / RADIUSといった同ブランドの傑作レコードプレーヤーはあまりに有名です。ROKSAN社で最後に設計したのは2008年に登場したTMS3とXERXES 20 PLUS、そして2009年に発売したRADIUS 5 mk2でした。その後ROKSAN社がBluetoothを搭載したエレクトロニクス製品に注力する方針を固めると、アナログに情熱をかけていた彼は2011年に取締役を辞任し、TMS(Touraj Moghaddam Signature)を更なるレベルに引き上げるためのブランドVERTERE LTDを起こします。

VERTEREブランドが記念すべき最初の製品として発表したのは、意外にもPulse-Rと名付けられたケーブルでした。彼の才能はここでも発揮され、2011年のミュンヘンHigh Endで発表されたVERTEREケーブルは瞬く間に世界中で評判となります。The New Europe誌が2011 - 2012年の世界で最も急速に成長している50社を表彰する”FAST 50”に選出するなど、トラジの新ブランドは素晴らしいスタートを切りました。現在VERTEREのケーブルはリファレンスグレードのPulse-HB、ハイグレードのPulse-R、 ミドルグレードのRedline、エントリーグレードのD-Fiまで揃う充実ぶりです。

しかし、これらケーブル群の設計はあくまで“完璧なアナログ再生”への布石だった事を世間は早々に知ることになります。2014年にトップエンドのRG-1 トーンアーム、RG-1プレーヤーを発表すると、続けてSG-1トーンアーム、SG-1プレーヤー、MG-1プレーヤーなどを矢継ぎ早に発売し、瞬く間に「世界最高のレコードプレーヤーブランド」のひとつに数えられるようになります。研究を続けてきた成果が遺憾なく発揮されているだけでなく、内部配線や接続ケーブルまで自社ブランドを用いてトータルで設計されており、トラジ・モグハダム・プレーヤーは、その方向性は変えずに圧倒的な次元へと昇華していたのです。

タクトシュトックでは、2019年にmk2へとアップデートされたMG-1 mk2を中心にセットされた MG-1 PKG(Package)と、大ヒットモデルPHONO-1 mk2 MM/MCフォノアンプ、2020年の新作であるMystic MCカートリッジから取り扱いをスタートいたします。

一度聴いたら忘れられないトラジ・マジックは健在です。どうぞご期待ください。


DESIGN PHILOSOPHY

トラジ・モグハダムの設計思想は1985年から変わっていません。彼はいいます。「機械を測定する場合には、ひとつのポイントを基準にして測ればよいのですが、もしレコードプレーヤーをレコードの音溝を測定する測定機だと考えると、絶えず動いている音溝を測るという難しさに直面します。この場合は、回転の中心軸と実際に音溝に接触する針先の2点が基準となります。ですから、まず回転軸を明確にしたうえで、さらに針先が音溝によってのみ振動するような状態をつくること。これが設計の全てです。」

しかし、設計思想は変わらずとも加わったものがあります。それは経験です。音楽業界の専門家との協力関係を長年築いてきたトラジは、マスターテープやレコード制作時のアセテート盤を入手し、エンジニアが聴いていた音とレコードプレーヤーやケーブルを通して聴いた音を比較し、レコードがどのようにミックスされ、マスタリングされ、カットされ、プレスされるのかを常に学べる環境を作っています。

レコードプレーヤーの基本は、一定の速度で回転すること、スタイラスが溝にそって動き、カートリッジがその起伏を高精度で電気信号に変換する事につきます。しかし、それが基本だからといって、それを実現する方法がひとつしかないという事にはなりません。だからこそ、VERTEREでは「Do No Evil(余計な事はしない)」という考え方を適用し、よりシンプルで革新的なソリューションを開発する努力をしているのです。それはカートリッジのエネルギーを得る方法を再検討する事から、わずか1cmの移動の間に1000回以上も軌道を変えようとする溝から最大限の情報を引き出す事まで、プレーヤーがどのように機能するかの絶対的な本質を常に考慮することで、余計なエンジニアリングを根本的に取り除くことであり、このことは、機能美ともいえるVERTEREプレーヤーの美しいデザインにも活きているのです。


VERTERE RECORDS

現在VERTEREは、VERTERE RECORDSというオリジナルレーベルを持っています。 Elles SpringsやCaezar 、Will McNicolといったアーティストが在籍し、最高のエンジニア、最高の機器を使って最高のレコードをリリースすることを目標にしています。いかにVERTEREが音楽を愛しているかという証明でもありますが、このことは音楽業界との特別な関係を築く事にも繋がっています。

image VERTERE SG-1

たとえば、ビートルズのアルバムをリミックスする際、アルバムのプロデューサーであった故ジョージ・マーティン氏の子息であるジャイルズ・マーティン氏は、世界中にある高音質なレコードプレーヤーの中から、VERTERE MG-1mk2レコードプレーヤーとPHONO-1mk2フォノアンプを選び、アセテート盤やテストプレスのチェックと承認を行っています。また、アビー・ロード・スタジオのレコードマスタリングの第一人者であるマイルス・ショーウェル氏は、現在使用されているノイマン旋盤のカッターヘッド用にVERTERE製のケーブル類と電源ケーブルを採用しています。

image VERTERE MG-1 PKG

つまり、VERTEREは業界のベストとの協力関係によって、経験と知識、さらにフィードバックを得る事ができ、その事をVERTERE製品の設計に活かしているのです。もちろんプロフェッショナルな彼らが、知り合いというだけで、使用する機械やケーブルを選ぶわけがありません。VERTEREの世界的な評価の高さと信頼性の証とも言えるでしょう。


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