KEITH MONKS logomark

Beauty and clarity, from recording to reality ... the world's oldest of RCM manufacture.

image Keith Monks Prodigy Record Cleaning Machine

Prodigy Record Cleaning Machine

¥195,800 税込

2021年6月1日発売予定

キース・モンクが開発したレコードクリーングマシーンは長年世界中でその効果を発揮してきました。しかし、当時のマシーンは糸を使って薬液とアームの間に空間を設け、レコードを傷つける事なくバキュームを行うシステムでした。何十枚LPを処理しても薬液が盤面に残らない点と、比類なき洗浄力において画期的なクリーナーでしたが、この糸自体がバキュームされてしまう事を避けるために処理速度は遅く片面におよそ5分程度の処理時間がかかっていました。またごく稀にこの糸がホースの内部に侵入してしまい動作に支障をきたす事もありました。

キース・モンクの後を継いだ息子のジョナサン・モンク(Jonathan Monk)は、この素晴らしい洗浄力をもっと完璧な状態にしたいと考えていました。長年の研究を経て、彼は糸を廃止しながらクリーニング液自体を流体クッションとして使用し、バキューム力をほぼ倍に改良した新たなシステムを開発したのです。糸が無くなる事で故障リスクも減り、さらにバキューム力を上げる事が可能となったため、処理時間は従来の半分以下に短縮。この改良以後、キース・モンクスのレコードクリーニングマシーンは、さらに世界中の信頼を集める事になりました。

ジョナサンはさらに、このクリーニング能力はそのままにもっと手軽に使えるような価格で発売したいと考えました。そして、3年間かけて開発されたのが今回発表されたProdigyです。上位モデルであるReduxは薬液の散布からブラッシング、バキュームまで自動で行うプロフェッショナルなマシーンですが、Prodigyでは、薬液散布とブラッシングを人の手で行う事で、コストパフォーマンスを向上させました。本体の素材は竹。経年変化に強く帯電しない優れた素材です。レコード片面の洗浄は3分程度で完了。なんといっても驚くのは溝をトレースしながらバキュームを行う独自アームです。この使い勝手の素晴らしさは圧倒的。特別な1枚ではなく、手軽に最高のクリーニングを行える、まさにProdigy(神童)なレコード洗浄機が誕生しました。

独自アームの素晴らしさ

溝ごとにバキュームできるという事は、レコード全面をバキュームする必要がなく、ノズルが細いので静音設計が可能というメリットがあります。また、ベルベットを用いたバキュームシステムは、1枚目は綺麗でも枚数を重ねると汚れがベルベットに溜まるだけでなく、1日に何十枚もクリーニングするとベルベットが濡れてしまい、レコードには線状に薬液が残るという問題を抱えています。これをキース・モンクスでは再汚染と呼んでいます。この薬液が残ってしまう事がないのが、このマシーンのすごいところなのです。

Eco Roller(エコローラー)と名付けられた専用ブラシをレーベル面を守るように盤面に配置し、垂らすように薬液をレコード盤に散布します。このエコローラーが長年の研究が活かされた素晴らしい洗浄性能を持っているのは言うまでもありません。20秒から30秒かけて洗浄した後は、独自のアームを内周(ラベル上)にセット。自動で外周に向かってバキュームを開始します。その際、真空状態を作り出す事で薬液が流体クッションの役目を果たし、アームは盤面から少し持ち上がった状態で薬液を吸いあげます。このメリットは盤面を傷つける事がないばかりでなく、先端のチップを360度方向からセルフクリーニングしながらバキュームを行えることにあります。そして、アームは外周までいくと、レコード盤から自動で外れます。時間は片面でおよそ2分30秒。まったく苦にならない時間といえるでしょう。つまり、キース・モンクスのバキュームアームは、100枚洗っても盤面に薬液が残る事はありません。またセルフクリーニングを行いながらバキュームを行うので、先端チップの寿命は1000枚以上。交換用チップは1つ付属しており、追加チップも¥6,600 2個入り(税込)で購入可能です。

4種類の完璧なクリーニング液

キース・モンクスは、イギリスのBBCと共同で開発した初代マシーン以来、BBCだけでなく大英図書館と米国議会図書館に正式採用され続けています。ここ日本でもLPの全盛期はNHKの各スタジオで正式採用されていました。この信頼を支えているのが、クリーニング液の素晴らしさです。標準で250ml付属するdiscOvery33/45はレコード専用。さらにdiscOvery78は、シェラック盤専用のクリーニング液です。また、とくにカビがひどいレコード用には、強力なdiscOvery BreakTheMold(BTM)も用意されています。そして4種類目が、SACDやBlu-rayといった12cmディスク専用のdiscOvery Digital。油分などの汚れや静電気から解放されたサウンド、画質の向上は想像以上です。もちろん環境を汚染するような素材やアルコールは一切使われていません。キース・モンクスは、マシーン自体の性能とクリーニング液の素晴らしさによって、現在まで続く圧倒的な信頼感を得たのです。

 

静かさと簡単なメンテナンス

レコードクリーナーには様々なタイプが存在しますが、近年では最終的にバキュームすることが大切であるというのが常識となってきました。不織布などで拭き上げる方法は、溝の奥底の汚れを取り切れないばかりでなく、擦ることで静電気を発生させてしまうデメリットを持っています。また乾燥タイプも、せっかく浮いた汚れを盤面に戻してしまう可能性があります。つまり、クリーニングで浮かせた汚れを、薬液と共にバキュームで吸い取ることこそ、汚れを盤面に残さないという1点において、もっとも大切なことなのです。

しかし、バキューム式にも大きなデメリットが存在しました。薬液が線状に残ってしまう問題と、バキューム音が大きいという点です。この2点をキース・モンクスでは独自アームによって解決しています。そして、もうひとつの問題が汚れた廃液の処理方法です。本体に液体を貯めて排水ホースで液体を放出するタイプが多いのですが、それでは本体の内部に汚れが溜まっていても、掃除するのは困難です。しかし、Prodigyは違います。吸い上げられた廃液は、本体右側のボトルに溜まっていきます。このボトルは持ち上げる事ができ、下部を回転させ簡単にボトルを取り外す事ができます。そのまま廃液は捨てる事ができますし、ボトルを水洗いするのも容易です。

洗浄能力の高さと使い勝手の良さだけでなく、メンテナンス性まで完璧。これがキース・モンクス50年の歴史が生み出した傑作クリーニングマシーンProdigyなのです。

KEITH MONKS PRODIGYの使用方法紹介動画をこちらでご覧いただけます。
炭山アキラ氏による自宅導入にまで至った製品レビューはこちら
ASCII.jp x デジタルの製品レビューページはこちら
山之内正氏によるAV watchの製品レビューはこちら
小原先生によるCD/Blu-ray等のデジタルメディアに使用したレビューはこちら

image KEITH MONKS PRODIDY

左から:discOvery33/45(1000ml) / discOvery BTM(1000ml) / ※別売り
Eco Roller(洗浄ブラシ) / ラバークランパー / discOvery33/45(250ml) / シングル盤アダプター / 照明用リモコン

image KEITH MONKS PRODIDY
image KEITH MONKS PRODIDY

Specifications

型番 PRODIGY
重量 5.0Kg
サイズ W550×H140×D220mm(付属のカバー使用時:H230mm)
備考 連続使用時間:約4時間
discOvery33/45 250ml(LP50枚分)、Eco Roller洗浄ブラシ、ラバークランプ、シングル盤アダプター、照明調整用リモコン(OFF可能)付属

OPTIONS

discOvery 33/45(¥6,600 税込) 1000ml
discOvery 78(¥6,600 税込) 1000ml
discOvery BTM (¥6,600 税込) 500ml
discOvery Digital(¥6,600 税込) 500ml
Eco Roller(¥17,600 税込) 交換用洗浄ブラシ 本体+ファイバー3本付属
Threadless Tip(¥6,600 税込)交換用先端チップ 2個入