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Still an unknown brand.
But the world's most famous speaker consultant has finally launched his own brand.

About FINK team

そのメールは突然やってきました。「もの凄くいいスピーカーが完成したんだけど聴いてみないか?

2019年のミュンヘン・HIGH END 2019のとあるブースで鳴っていたスピーカーBORG(ボーグ)は圧巻のサウンドで私の心を鷲掴みにしました。オリジナルAMTツィーターとオリジナル260mmのパルプ・コーンの2WAYから放たれたその音は、トラディショナルなスピーカーのグルーヴ感に現代スピーカーの解像度をミックスしたかのような不思議なサウンドで楽しさ満点。私は席を立てなくなりました。名刺交換と話をしてまた驚きが。このブランドは30年以上世界中の傑作スピーカーの設計を担当してきたカールハインツ・フィンク氏が初めて自身のブランドとして立ち上げたFINK teamだというのです。音が良いはずです。しかし、聞けばBORGはペア450万円。このサウンドなら安いくらいだ!とは思いつつも、その時に探していた価格帯とはかけ離れていたこともあり、その時は取り扱いを諦めたのです。
そしてタクトシュトックを設立して間もない2月にそのメールはやってきました。「BORGの弟分であるスタンド一体型のKIM(キーム)を開発したんだ。自分達が毎日音楽を楽しむために設計したんだけど、世界中で評判がすごくいい。聴いてみないか?」こんなにうれしいメールはありません。すぐにKIMを取り寄せ、音を出した瞬間に取り扱う事を決定しました。ドイツで聴いたBORGと同じ感動的な"最高に楽しい"サウンドが目の前に現れたのです。あれもこれも聴きたい・・・朝方まで試聴は続きました。

KARL-HEINZ FINK

FINK teamというスピーカーブランド名は知らなくても、主宰者であるカールハインツ・フィンクの事を知っている人は多いと思います。彼は若くしてHi-Fi 業界で働き始めました。早くから才能を開花させた彼は、スピーカーユニットとスピーカーを専門に設計するFINK AUDIO-CONSULTINGを1986年に設立し、すぐに世界中でその名を知られるようになりました。

image KARL-HEINZ FINK(カールハインツ・フィンク)

彼は子供のころからドイツのスピーカーよりイギリス製のスピーカーに感銘を受けていました。当時イギリスには素晴らしいスピーカーブランドが多く、世界中で成功していました。彼はドイツに肩を並べるようなブランドが無いと感じており、その思いからドイツで初めて世界的に成功するスピーカーメーカー作るという目標のもとALR社を仲間たちと設立するに至ります。そこで運命とも言える出会いがありました。それはジョーダン・ワッツのスピーカー設計で知られるスピーカー・エンジニアの故テッド ジョーダンとの出会いです。二人は意気投合し、協力を約束。日本でもEntry Sなどが大ヒットとしたALR JORDANの誕生です。カールハインツはジョーダンの設計技術を学びさらに成長していきます。

image KARL-HEINZ FINK(カールハインツ・フィンク)

30年以上にわたり、FINK AUDIO-CONSULTINGは、35社以上のスピーカーや、ユニットを設計してきました。しかし、彼らは黒子であり契約した会社がFINKの名前をマーケティングに使いたいと思った時のみ、彼の設計である事が明かされます。公表されているブランド名をあげると、Q Acoustics / Wharfedale / TANNOY / NAIM / MISSION / DENON / Marantz / Boston Acousticsなどなど。彼がいかに有名なブランドの設計を請け負っているかがわかっていただけるでしょう。設計に携わってきたスピーカーの中には軽く1000万円を超える製品もありますが、彼はいいます。「コストを度外視したスピーカーを設計する方が比較的楽なのです。ブランドの狙いを理解し、メーカーが望むコスト内で、ブランドが望んだ以上のスピーカーを設計する。これこそが我々の価値だと思っています」

FINK AUDIO - CONSULTING

image FINK team member

カールハインツは、ヨーロッパで最も成功した音響設計コンサルタント会社を所有することができたのは、自分が怠け者だったからだと考えています。問題を解決するためには、肉体労働、つまり実際に作って聴くの繰り返しではなく頭を使うのです。彼は同じ作業を繰り返し行うことを嫌い、設計、モデリング、測定用のコンピュータやアプリケーションに莫大な投資をしてきました。品質管理のためだけに専用のクリッペルシステムを用意するなど他社からはクレイジーとさえ言われる世界最高の設備が揃っているのです。この設備によりFINK AUDIO – CONSULTINGの顧客は35社にもなる設計を担当したユニットメーカーやスピーカーブランドだけではありません。設計に携わっていないスピーカーブランドでさえ、FINK AUDIO – CONSULTINGの設備で測定を行うために彼らの会社があるエッセンにやってきます。

しかし、カールハインツは設備以上に投資してきたのは人そのものであると考えています。つまりチームであり、一流のスタッフが揃っているからこそ、自身は得意な事に集中できる。他の人に任せる事ができる天才がカールハインツなのです。現在、FINK AUDIO – CONSULTINGには、11人のスタッフが常駐していますが、その全員が様々な分野のスペシャリストです。

FINK team

2010年代の半ば、長年親交のあった故・石渡 健(KEN ISHIWATA)氏が、自身の新しいアンプを発表するにあたり、最適なスピーカーを製作してほしいとカールハインツに相談しました。この事がFINK team誕生のきっかけとなります。カールハインツは、彼のために非常に大きなコンセプトモデルを製作。そのスピーカーは2016年に彼のアンプと共にミュンヘンショウでお披露目されました。カールハインツ本人はこのスピーカーを発売する気はなかったのですが、このスピーカーは大きな反響を呼び、彼の予想に反して多数の注文が入ることとなります。そこでこのコンセプトモデルの外観などを改良し、正規の製品として発表したのが、現在のトップモデルWM-4。FINK teamの誕生です。このWM-4はあまりに大きく、高額な事もあり現在は受注を受けてから製作する特注モデルとなっています。

その後、2018年には、メインモデルBORG(ボーグ)を発表。ミュンヘンショウで自身のブースを始めて持つ事となります。かのカールハインツ・フィンクが起こしたブランドという事実と、その理にかなったデザイン、世界最高峰のAMTツィーターと260mmのオリジナル・パルプコーン・ドライバーを搭載したこのスピーカーは、その凝りに凝った造形と、誰もが唸る内部構造、そして何よりサイズに対して意外と思われる2ウエイ仕様から放たれる驚異的なサウンドによって瞬く間に世界中で話題となりました。翌年に開催されたミュンヘンHIGH END 2019の会場で配られるパンフレットの表紙や、会場全体に貼られたポスターにイングランド出身のミュージシャン、スティーブン・ウィルソンと共に採用された事からも、このスピーカーの完成度と世界的な注目度の高さが伺われます。

株式会社タクトシュトックとして、FINK teamの日本におけるディストリビューターに選ばれた事は本当に光栄です。この素晴らしいブランドを日本のオーディオファンの皆様に少しでも知っていただけるよう努力してまいります。

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